■ 今回は、三重県伊賀市炊村の「伊山瓦協業組合
  
(いやまかわらきょうぎょうくみあい)に伺いました。


 ・その昔、伊賀地方では、瓦に適した良質の土が採れ、
  「伊賀瓦」と呼  ばれていました。
  伊賀瓦は和型のいぶし瓦。冴えた銀艶の色持ちのよさ・耐寒性が
  特徴です。 
 

 
■豊かな緑の中に伊山瓦協業組合がありました。
 
 
   

☆採土され、寝かされる土と廃棄瓦の粉砕礫。
  瓦の窯元では、“おなじみの風景”です。
 

 

○「 瓦が飛ばない為に、作っているのではありません。
  家を守る為に作りました。 」
がキャッチコピーの伊山防災
  桟瓦で葺き替えられた、きれいな切妻の屋根。
  「冴えた銀色」 の光がきれいです。
  詳しくは→http://cniss.chuokai-mie.or.jp/iyama/
  

 





■伊山瓦さん。新しく面戸瓦を作られたそうですけど‥
  見せていただけませんか?


 
 

 「面戸の部分は漆喰で固めます。もちろん“面戸瓦”というものは、ありますが、ほ
  とんどの屋根は漆喰です。まずその部分が経年変化ではがれないということ。
  面戸瓦自体が安定するので、のし積みが簡単。水切作用で雨漏れを防ぎます。
  台土が瓦なので、軽量で、冬季でも安心して、施工できます。」
 
 

■最初の製品「防水メンド瓦」(象のマークのスウゾウ君)です。
       
       
    ■左から「防水棟メンド瓦」・「防水登メンド瓦」・「ラクラク隅メンド瓦」。  


☆ビス留め施工機能の追加。
 「ワンタッチ割り線」入り。
 

 

■少しでも、漆喰を塗りなおす手間が省けたら‥と考えて、造ってみたんですよ。

○伊山瓦中森さんは言われていました。
 
 



■伊山瓦協業組合のHPには、凍害保証10年間の文字が入っていますが‥?

 

 

‥「凍て」には自信を持っています。
  それは「伊山瓦」が、この伊賀地方の天候の中で培
  われた瓦だからです。

  ■この地方の寒暖の差は非常に大きいのです。
    その気候の中で、育った瓦ですから。
 

☆きれいな寄棟屋根のお宅、一文字瓦が建物を引き締めます。
 

□その土地で生まれた瓦が、その土地に建てられる家の屋根に葺かれる‥。

 「守っていかなければならないもの。」とそれを踏まえたうえで、「トライする心。」を感じました。
 伊山瓦協業組合の中森さん、皆様、ありがとうございました。